環境省の再整備により今年から復活した松仙園登山道を歩こうと企画した山行です。
メンバーの体力に合わせて、ゆっくりのんびりが今回の山行のテーマ
併せて道民割によりお得になった愛山渓温泉も楽しみに出かけました。
さて、一日目は当麻山。晴れていれば大雪山を眺望できる360度のパノラマが魅力とのこと。山行前のお約束、準備運動はしっかりと
当麻山(292.3m) は20分ほどで頂上の展望台へ到着
残念ながら曇っていて大雪山までは望めませんでしたが、エゾリスやオオヤンマ、アゲハチョウなどが目を楽しませてくれました。
当麻鍾乳洞
1億5千年前から気の遠くなる時間を経て作られた鍾乳洞です。
全長135mの洞窟の中はひんやりとした天然のクーラー
「かつてここは海底だったのかなー」と思いつつ、洞窟巡りを楽しみました。
愛山渓温泉到着後、雲井が原へ
広々とした湿原を超えて待望の大雪山山系が望めるポイントへ
途中の道は水芭蕉の大きな葉が連なっていて、「初夏の景色が見たいね」と話も弾みます。
愛別岳、比布岳、安足間岳,永山岳、 雲間に見え隠れしながらその威容を見せてくれました。
夕食後、宿の方に館内に展示されている坂本直行の油絵を説明していただきました。
道内でこれだけそろっているのは、六花の森以外ではここくらいかもということでした。
さて、2日目は天気予報の通り、激しい雨、風が吹きつけいていました。
本日の行程は松仙園登山道巡りでしたが、天候と登山道がかなりぬかるんでいるという状況を踏まえ、中止としました。
ということで、寄り道
層雲峡の大函、流星の滝、銀河の滝を巡りました。
「修学旅行で来たねー」、「何年前のこと?」など寄り道も楽し。
層雲峡写真ミュージアム 「市根井孝悦の世界」
大雪山系の素晴らしい写真の数々に感動しました。
「ここは登ったねー」「次はここに行きたい」「この風景を取るにはこのポイントだね」
などなど、経験豊富なメンバーたちの話が続きました。
お土産に買った絵葉書で思いを馳せます。
最後は柳原白蓮の記念碑
朝ドラ「花子とアン」で登場していた、数奇な運命をたどった著名な歌人です。
「北海道まで来ていたんだ」と結構驚きでした。
総勢11名のメンバーでの山行は、登山だけではなく、文学・芸術・地理・歴史と幅広く楽しむことができた山行でした。
寄り道さんぽ、どこに行きつくか、仲間の知恵が羅針盤になります。
by sawacchi
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